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63歳! 涙のパソコン挑戦記
脳ミソでおぼえる編

話は飛躍するが、人類で一番初めにパソコンを所有し使いこなしたのは、紀元前の中国戦国時代の斉(せい)の国の宰相・田文(でんぶん)であろう。田文は戦国四君の一人で諡号(しごう)を孟嘗君(もうしょうくん)といった。

キーボードの上で迷える人形
キーボードの上で迷える人形

孟嘗君といえば…
【鶏鳴狗盗】(けいめいくとう)の故事が有名です。この故事にもあるように鶏の鳴きまねの上手い人、泥棒の名人…等々、一芸に秀でた人達を、3,000人もその屋敷内に召抱えていたそうだ。いわゆる、食客 3,000人といわれているものです。一芸に秀でた人達を3,000人も屋敷うちに住まわせていたということは、パソコンというボックスの中に、3,000余ものソフトが入っているのと同じようなものだ。

だから、孟嘗君こそが、人類史上はじめてパソコンの概念を確立した人だといえる。(根拠はありません)

9. 図解 もっとわかりやすい パソコン入門

さんざんイジメられた目玉や手の先が、どうにかパソコンになじんできたら、今度は逆にパソコンを奴隷化しよう。パソコンに、ああしろ、こうしろ、といろいろと命令を出してこき使い、いままでの仕打ちに対してキッチリとお返しをしよう。さあ、パソコン習得の後半戦に突入だ。

後半戦は、身体をパソコンをなじませた前半戦のように、今度は脳みそにパソコンをなじませよう。頭でおぼえるパソコン習得の部になります。

さあ、気合を入れよう。でも、その前に…。

パソコンの奥は広くて深い。サハラ砂漠かゴビ砂漠のようなので無謀な突入をしてはいけない。野垂れ死にの危険があるからだ。覚悟を決めて砂漠に分け入る決心がついたら、きっちりと手引きをしてくれるいい案内人を探そう!

「案内人、ならパソコン教室だ!」と、安易に答えを出してはいけない。なぜなら、自分自身で行先(ゴール)が解っていないのに、いきなり砂漠に突入するようなものだからである。

いくらパソコン教室の先生といえども、行先のわからない人は案内のしようがない。それと、パソコンの世界には論語読みの論語知らずというヤカラがゴロゴロしている。だから知ったフリをするヤツに師事すると取り返しのつかないことになります。ここでの選択を誤ると一生浮かばれませんよ。

エクスメディアの本

パソコンで迷子にならないためには…。

まずは左記の本を見て下さい。エクスメディア社のパソコンの超入門書です。オレにとって、この本はパソコンの初期学習時期の最良の指南書でした。この本にめぐりあわなければ、今日のパソコン人生はなかったといっても過言ではありません。

残念ながら、この本の発売元のエクスメディアは、つい最近倒産してしまった。

よい参考書(手引書)を手に入れる理由は、
それは、パソコンを自分のものにするまでには多くの過程があり、多くの人から教えを請わなくてはならないからです。それぞれの過程で適切な指導を受けないと、とんでもないことになるからです。まず初めは、入門書などを買って インターネット、ホームページ、メール、音楽やデジカメの写真などから興味のあるものを見つけましょう!

10. ちょっと一休み

さて、オレの現在のパソコン習得レベルは、やっと、文字が思い通りに入力できる程度です。たとえば、「寄ってってー」という単語をローマ字入力できるようになった。これが出来たときは自分自身に拍手をした。それなりにパソコンをかじってきて、それなりのことを覚えました。

思い通りに文章が綴れる…、ここまでくれば、オレはパソコンが出来るぞと胸が張れる日はもうすぐです。ここで手を抜くな。今ここが、これからのパソコン人生にとって最大の分岐点なのです。あせらずに、ここでひとやすみしよう。さもないと、大きな後悔につながります。

昔の都電

昔、オレが高校生のころ都電を乗り継いで高校に通っていた。当時はのんびりしていて、たった一両の車両なのに運転手と車掌の二人が乗務していた。都電の別名をチンチン電車といった。発車のたびに車掌さんが紐を引っ張ってチンチンと鐘をならしたからだ。東京都内を縦横に走っていた都電は、ガタンゴトンと大きな振動音と共に、車体を左右に揺らしながら走りぬけていった。

今では、山手線の11両編成の長い車両を、たった一人でうら若き小柄なお嬢さんが走らせている。そのようすを池袋駅で見たときはわが目を疑った。もちろん車掌さんも乗っているが…。時代が変わった。夢のようである。

その高校の漢文(かんぶん)の先生の言葉が、今でも耳に残っている。「漢文とは、習わないことは絶対に解らないぞ!」って言ったことが…。そして「教師の俺だって勉強しないと解らないのだから、ボーッと聞いてるだけのお前等には、なおさら解らないぞ!」だって…。

思えばパソコンもこの漢文と同じである。一つ一つじっくりと階段を登らなくては未来が開かれないのである。今は時間がかかってもいい。ここで費やした時間はあとでしっかり回収できます。パソコンとはそういうものなのだ。急がば回れです。

11.『わかった病』にはまった

『わかった病』とは、じつは何にもわかっていないのに、自分では「な~んだ、そんなことか」と、解ったかのように思い込んでしまうことです。まさに「生兵法は大怪我のもと」という故事のとおりです。オレは偉そうに、パソコン習得は急ぐな焦るなと言っていたのに、オレは無意識のうちに急いでしまったのだ。

その原因が2ッあった。

まず1ッ目は、パソコンに向き合うにあたって、我が人生60余年の間に、世の中のことはひととおり見たり聞いたり、又、かじったことがあると錯覚して、この世に未知・未体験の世界があったなんて夢にも思っていなかったのである。これは、今日までそれなりに生きてきた自分への過信が原因である。自惚れからくる目の曇りで、パソコンの世界が今までの経験則では計り知れない、全くの別の思考回路から成り立っているという事に気がつかなかったのだ。

そして2ッ目は、パソコン入門書に超特大の落とし穴がある。早まるな! 入門書の中味の問題ではない。我々、読者側の利用の仕方に問題があるのだ。超入門書というヤツは、まるで三歳児用の絵本のようである。漢字が少なくほぼ平仮名で、活字も大きく漫画入りである。活字に慣れっこになっているおじさん達に、ここでパソコン入門書を舐めてしまう。2~3ページやって続きはパラパラとめくっただけで妙に安心し、解ったような気になってしまう。

『わかった病』は、思い通りに文字の入力が出来るようになった程度で自分のレベルを引き上げてしまう。

エクスメディアの本
エクスメディアの本

うぬぼれの強いオレは、はやばやと「 Excel(エクセル)」に挑戦した。挑戦自体は悪いことではなかったが、あさはかな考えのおかげで3倍も苦労した。

無謀な挑戦は、本来なら見事に落とし穴にはまって身動きが取れなくなるところであったが「オレが理解できないのは解説のしかたが悪い」ぐらいの自信だったのと、エクスメディアの皆さんが、そんなオレに丁寧に付き合ったくれたお陰で落ちこぼれずにすみました。ありがとう、エクスメディア!

12. エクスメディアの書籍を薦めるわけ…

エクスメディアの書籍を薦める訳をお話しましょう。まず、下記の2枚の用紙をご覧下さい。左側が質問用紙(B5版)で、エクスメディアの本の巻末に綴じ込まれていたもので、右側が解答用紙(A4版)で、エクスメディアから FAX で送付されたものです。

エクスメディアの質問用紙と回答用紙
エクスメディアの質問用紙と回答用紙

上記Aの質問用紙に質問事項を書き込んで、エクスメディア宛に FAX 送信すると、右側のBのような回答用紙で返事がきた。しかも、必ず24時間以内にきたのです。

これって本当に凄いことなのです。

 → 驚きの低価格 一講座(60分) 1,575 円 これが当時のパソコン受講生の聴講料の相場です。これをみれば、エクスメディアがいかに凄いことをやっていたかお解かりでしょう。

オレは上記の質問用紙を利用して、なんと、延々と150回以上も続けたのです。毎回必ず誠実に答えてくれたエクスメディアの「超図解わかりやすいExcel 入門」は、なんと、たったの 1,499 円である。これを、パソコン講座の講座料と比較してみてください。

今、手元には、質問・返答用紙がヤマとある。この束を眺めながら、よくぞここまで…、と自分自身の粘り強さ(?)に驚いている。また、誠意あるエクスメディアの回答には感謝・感謝の気持ちでいっぱいである。

そして、エクスメディアに対し申し訳く思う気持ちもある。こんなやり取りに手間暇をかけすぎたことが倒産の一因ではないかと考えるからだ。なぜなら、最近のこのたぐいの本の出版元は、一回目の質問には必ず回答をよこすが、二回目以降は完全に無視されるからである。

なお、パソコンの勉強なんだから、当然、エクスメディアとの質疑応答はメールでも出来たが私は FAX のやり取りにこだわった。理由は簡単で、メールのやり方が解らなかったからだ。それは「パソコン超入門」の第6章・メールを楽しもう! で手を抜いたからだ。お粗末! エクスメディアさんゴメン!

13. エクスメディアは素晴らしい!

それではエクスメディアとの質疑応答の思い出をいくつか…。
オレは、パソコンを習得するうえで致命的ともいえる欠陥がある。それは、横文字(アルファベット)は、ただの記号の文字列としてか認識できないことである。

例えば、下記のような日本語の文章では、

① これは薔薇です。こちらは檸檬である。

この時、オレの脳ミシは下記のように正常に反応します。

① これはバラです。こちらはレモンである。

しかし、次のように横文字が混じった文章に対しては…。

② これはTRUEです。こちらはFALSEである。

② これは???です。こちらは???である。…としか反応しない。

だから、② これは TRUE (トゥルー) です。こちらは FALSE (フォルス)である。と、カナ(ルビ)をふらないと先へ進めません。但し、同じカタカナでもバラとレモンはすんなりと頭に入るが、トゥルーとフォルスはいつまでたっても意味不明である。やっかいな頭である。

そんなワケで、新しい横文字に出会うたびにエクスメディアに泣きついた。

2006年10月15日の朝、質問 : 私は横文字が全くダメです。読み方を教えて下さい。と、質問用紙に書いて、エクスメディアあてに FAX をした。

今回もいつものように同日の夕刻(19:58)に、下記のような回答書が送られてきた。赤い下線は、ここでの話を解りやすくするために後から書き入れました。

エクスメディアの質問用紙
エクスメディアの質問用紙

まずは赤丸①と②をご覧下さい。エクスメディアからの回答には、サポートの範囲を超えた質問には答えられません。といいながらも、律儀に答えてくれています。

そして赤丸③を見てください。さらに、さらに、サポートの範囲を超えているといいながら、次善の策も親切に書いてくれています。おもてなしの心が売りの温泉旅館、見習うべし!

オレが回答者なら、何度も何度も同じことを言わせるな、このバカタレが! とキレてしまうだろう。「ググれ、カス!」である。

「ググれ、カス!」の使われ方は、インターネット上の電子掲示板やチャットにおいて、自分で調べることをせずにあれこれと質問をするユーザーに 対して、「ググれ、カス!」と返答することが多かった。

「ググれ、カス!」の意味とは、それぐらい自分でググれ(googleなどの検索エンジンなどを使って自分で調べろ)カス野郎! と言った意味で使われている。※インターネットより一部引用

14. エクスメディアさんごめんなさい!

パソコン習得の早道は教えを請うことである。教えを請う方法には2ッある。

① まずは、最低限の基本をマスターしてから教えを請う。
それは、「ここが解りません」と、不明な個所を具体的にいえるぐらいの知識を身につけてから、ご教授を願うという考え方である。

② もう1ッは、先ほどの「ググれ、カス!」のカス野郎に徹することだ!
すなわち、このオレが解らないということは、本の書き方が悪い、また、教え方が悪いから何度も聞くんだという考え方である。

②の考え方をとるオレは…。
2006年11月20日の朝、次のように質問用紙に書いて、当然のごとくエクスメディアに FAX をした。

質問 : 市外局番 049 を入力すると 49 となってしまう。どのように入力すれば、049 と表示されるのでしょうか?

早々と同日の夕刻(18:10)に、いつものように返信(回答書)がきた。赤い二重の下線は、ここでの話を解りやすくするために後から書き入れました。

エクスメディアの回答用紙
エクスメディアの回答用紙

これを見て、エクセルをかじったことのある皆さんはどのように思いますか? 文字が小さくて見づらいけどガマンしてください。

オレがエクスメディアの回答者なら「エクセルのイロハぐらい、勉強してから質問しろ!」とわめいたであろう。更に「死ね、馬鹿」と言ったであろう。そんなことを、おくびにも出さずにヒントをくれたエクスメディアの回答者は立派だ!

これは「入門書には落とし穴がある」ということを地で行った例です。パソコンは手順を踏んで一歩一歩階段を登るように勉強を進めないとグチャグチャになる、という実例です。普通なら「超図解 もっとわかりやすいパソコン超入門」をマスターしてからワード、エクセルへと進みます。

このときワードをおろぬいた私は、エクセルで住所録を作っていた。住所・会社名は難なく書き終えた。そして、つぎは当然のごとく電話番号を書き込んだ。049-×××-0000…と。記入し終わって確認をするとちょっと変、049 が 49 になっていた。そんなわけで、エクスメディアに多大な迷惑をかけてしまった。

本来なら、数式のエクセルに 49 を 049 と書く人はいません。これって常識ですよね。手抜きをした天罰が下ったのです。エクセルに 0 が反映されないのは、電話番号みたいなモノを書くことを想定していないから当然です。

しかし、パソコンは賢い
これは数式の数字じゃなくて、文字扱いですよ~というサイン  ' (アポストロフィー)をつけて「'049」と書いてあげると、「よし、解った」と、049 と文字扱いをしてくれる。素晴らしい!。

15. 浜ちゃんもゴメン!

ある日、南伊豆のホテル弓ヶ浜の営業課長の伊豆の浜ちゃんが営業にきた。浜ちゃんは30才までは東京都内でサラリーマンをしていたが、結婚を期に実家のある伊豆下田に戻った。いい環境で子育てをしたいからだそうだ。この浜ちゃんはなかなかのしっかり者で、オレが Excel をやっていることを知ると「顧客管理台帳を作りたいから教えて下さい」といった。

ゲンコツをもらった浜ちゃん

それならば今夜、宿泊先のビジネスホテルで予習をしてこいと、エクスメディアの Excel の本を手渡し、Section 45 を指示した。

翌朝、パソコンにむかった浜ちゃんの背後から画面をのぞくと指示とは違うことをやっている。なんと顧客管理とは関係のない図形を描いていた。

それを見てオレは、オマエは顧客管理台帳を作りたいと言ったのだろう、それなのに、なにを遊んでいるんだといいながら、浜ちゃんの頭をポカリとやった。浜ちゃんは振り向いて、言われた通りにやっています、と本を見開き Section45 を指しながらムッとしていた。

オレ、Section45 にはそんなことは書いてないぞと言いながら、寄こせと本を取り上げ指示した Section の確認をした。

ム、ム、ム! 何だ、何だ? なんと、なんと、Section42 が欠番しており、Section45 が2回も書いてあっただ。浜ちゃんは、オレが指示した Section45 ではなく、別のページの Section45 を勉強したいたのだ。

早速、エクスメディアに間違いを指摘する FAX を送った。

いつものように返事が来た。

エクスメディア
エクスメディアからの回答書

上記、赤い二重下線のところをご覧下さい。驚いたことに、ミスプリを2回も見つけてくれたのでエクスメディアが本をくれるといってきた。本がもらえることに驚いたのではない。ミスプリ発見者のデーターを保存してあったことに驚いたのである。わずか2,000円弱の本なのに、こんなことまでしているなんて…、サービス第一の温泉旅館頑張れ! 世の中かわったぞ!

オレは、エクスメディアから本を貰った。浜ちゃんは、ゲンコツを貰っただけだった! 浜ちゃんもごめんね!

16. ACCESS入門

ある日、中禅寺温泉のホテル ミヅウミの新人営業マンの吉沢君がやってきた。新人といっても途中入社で30才のうえである。これまでは宇都宮市内で事務系の仕事をしていたが、自然に近い環境で身体を動かす仕事がしたくて中禅寺温泉に来たそうだ。奥さんの実家が近かったこともあったそうだが…。

エクスメディアのアクセスの本

吉沢君は、伊豆長岡温泉の花山君の広く浅くパソコンのことならんなんでもというタイプとは別のタイプのプロであった。いわば事務系の職場で威力を発揮する実践的なタイプのパソコン使いであった。

オレが Excel をやっているのみた吉沢君は、どうせ勉強するなら ACCESS にしたらと勧めてくれた。理由は、前の職場でアクセスを駆使して事務環境を一新したからだという。20代でやってのけたという。

事務畑の出身で、いつかはパソコンを実践の武器にと考えていたオレは、吉沢君の勧めに飛び乗った。が、結果は出なかった。

答えは簡単である。齧ったがかみ砕けなかったのでる。手に負えなかったので学習を止める理由を探した。これもすぐに答えが出た。我が総案の事務は手作業のほうが圧倒的に有利であったのと、60才を超えたオレに事務を任せてくれる職場なんてないとの結論にいたからです。

吉沢君は残念がったが、彼も旅館の仕事をマスターするのに忙しかったので、 ACCESS の話しはうやむやになった。吉沢君といえば、フロッピーディスクである。オレのパソコンには、フロッピーディスクを使う装置がなかったので、実際にはどんな働きをするのかわからなかったが、小さな小さなレコード盤のようなやつを触った感触が残っている。吉沢君ありがとう!

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